task5

Task5

曇りの朝です。予報では低気圧が接近しているようで、天気は下り坂予報。とりあえずテイクオフへ上がりますが、雲底は低く、今にも雨が降りそうです。一度は順備しましたが、ぽつぽつ雨が降ってきたので慌ててグライダーパックです。ところがオーガナイザーは強気でした。午後には晴れてくるチャンスがあるとウェイティングを発表し待ちます。

 

 

午後になると、オーガナイザーの読みどおり13:30には青空が見えてきたのです!このワンチャンスを逃さないように、タスクコミッティはテイクオフとCasteloの町を往復する、45kmのアウトアンドリターンを発表。これしかないというタスクです。スタートは14:30から5分刻みの15:00までのクロックスタートによるエラップスタイムです。レースと違って最短タイムを出せばよく、遅くスタートしたほうが有利ですが、いつまでサーマルコンディションが続くのか!?どんどん高層雲が広がってくる状況に、早くスタートしたほうが良さそうです。

宮田は14:35の2回目でスタート!ファーストターンポイント周辺はすでにコンディションが激渋く、今日も我慢のフライトが必要。とにかく降りてしまっては終わりです。サバイバルレースとなりましたが、救いはやはり下層に入ってきていた南風でした。何とかリッジソアリングで進み、遂に難関のCastelo町もクリアー!時間は16:30を過ぎすでにサーマルは終了かと思われましたが、谷のどん詰まりにあるラストターンポイント前はアーベントリフトが弱く上がっており、ファイナルグライドへ突入!約7kmを必要滑空比9でグライドします。ファイナルグライドカリキュレータの余裕到達高度は100m。下層の谷風をケアーして、始めはスピードを出せません。しかし、谷の中は夕方特有のあだやかな上昇風滞になっていて、グライダーはすばらしいパフォーマンスを見せました。余裕到達高度は200mまで上昇。こうなると後はもてる最大スピードでゴールラインをカットするのみとなりました。

 

 

ランディングすると17:00を過ぎていました。完全に曇りなのに、こんな夕方まで続いたコンディションにCasteloのポテンシャルには本当に驚かされました。予想外に続くコンディションに遅くスタートした組は大成功。トップはイタリアの親友ダビデでした。イタリアツアーのガイドも引き受けてくれたパイロットです。

残り2日間。自分も決めるしかありません!

夜には2008PWCの総会が開かれ、来年のカレンダー決定やコミッティの選任が行われました。

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